芸術の秋 絵画鑑賞っ！

　国立西洋美術館で、ムンク展が始まったので連休初日午前中の早い時間に見に行ってきましたぁ～。
　ムンクといえば、心理学の題材としても取り上げられていて、「叫び」とかが有名ですよね。

　その作品のなかでも、最も中心的な作品にムンク自身が「生命のフリーズ」という名をつけたそうなんです。それは、個々の作品をひとつずつ独立した作品として鑑賞するのではなく、全体としてひとつの作品として見る必要があると考えたからなんだそうです。そして、「生命のフリーズ」という壮大なプロジェクトによって達成しようとしていたことは、「愛」「死」「不安」といったテーマだけではなく、その「装飾性」にもあるそうなんです。今回の展覧会は、ムンクの作品における「装飾」に光を当てる世界でも初めての試みで、オスロ市立ムンク美術館などからの代表作も一堂に展観してくれています。特に有名な「叫び」に加えて、「不安（上の看板の絵）」「絶望」の３つをセットにして並べて飾ることを考えて描いていったそうなんです。
　あと、今回の展示会で初めて知ったんですけど、ムンクには優しい・楽しい絵画もありましたよ。オスロにあるフレイア・チョコレート工場の食堂に掛けられているたくさんの絵は、「生命のフリーズ」のテーマと労働者を描いた作品とを組み合わせて完成されています。そこには、工場労働者の家族や子供たちも登場します。当時は男女別の社員食堂で、女性用食堂の装飾パネル１２枚だけが完成していて、この食堂は現在もカフェテリアとして使われてるんですって。ビデオでその様子を見ることができました。なんて、贅沢な．．．　絵画を見ながら食事ができるなんていいわねぇ。



　　
　ムンク展は、東京・上野の国立西洋美術館で来年２００８年１月６日（日）まで開かれてて、　こちら　では抽選で招待券のプレゼント（１０月２４日（水）締切り）もありましたよ。
　それから、国立西洋美術館のＨＰには割引券（　こちら　）もありましたので、行かれるかたはどうぞ！
　　
　　
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